あなたは「SRI投資信託」ということばを聞いたことがありますか。
SRIには、社会的責任投資(Socially Responsible Investment)という意味があります。つまり一般的には、従来の財務分析による投資基準だけでなく、社会的、倫理的、そして環境面などにおいて、社会的責任を果たしているかどうかという点を考慮し、ちゃんと社会に貢献している企業に投資する、といった考え方をいいます。これは、企業の不祥事が続いて、その企業に社会的責任を求めるような流れが国内外で高まっているという背景があります。
こういった傾向は、以前から全く無かったというわけではありません。例えば、ギャンブルやタバコ、他にも武器に関連する企業に対しては投資しない、ということは良くありました。近年では、投資する企業が、環境に優しい事業を行っているかどうか、法律を遵守しているかどうかなども、その判断に加えられるようになってきています。
社会的な責任に対する意識が薄い企業は、不正行為があったりなど、結局は投資家にとってダメージをもたらす可能性があり、それとは逆に、社会的な責任に対する意識が強い企業なら、きっと長期的に業績が伸びる良い会社だろう、というアメリカ的な考えに基づいているといえます。また、日本ではあまり見られない傾向ですが、欧米では、宗教上の関係で投資先を選ぶという考え方も浸透しています。
最近のアメリカ市場の投資ファンドは、その多くがSRIに基づいていると言われており、近年注目されている投資基準だといえます。